EC・OMO事業を始動

2025年11月4日

〜 ECサイト制作代行からフルフィルメント業務のデータ統合までを一気通貫で提供。 企業のEC・OMO化をワンストップで支援 〜

新規事業開発支援などを手掛けてきたSIGテクノロジー株式会社（本社：愛知県名古屋市、代表取締役：杉本聖也、以下「当社」）は、企業のEC事業およびOMO（Online Merges with Offline）の実現を包括的に支援する新事業「オモテナ」を2025年11月より開始することをお知らせいたします。

当事業では、ECサイトの構築・運用に留まらず、OMOの基幹となるフルフィルメント業務のデータ統合までをワンストップで提供し、クライアント企業のデジタルトランスフォーメーション（DX）を強力に推進します。

事業開始の背景

近年、消費者の購買行動は急速にデジタル化しており、オンラインでの情報収集や購入が一般的になる一方、新型コロナウイルスが収束して以降、実店舗での「体験」や「接客」といった価値も重要視されています。

当社は、こうした顧客ニーズの多様化に対応し、デジタル技術を活用した顧客接点の強化と、より利便性の高い購買体験の提供を目指すため、この度の新事業開始に至りました。EC事業への参入とOMOの推進により、オンライン・オフラインの垣根を越え、お客様一人ひとりのライフスタイルに寄り添ったサービスを提供してまいります。

新事業「オモテナ」の概要

「オモテナ」は、企業のOMO化に必要な要素をワンパッケージで提供し、シームレスな顧客体験の創出を支援します。

1. ECサイト構築 通常のECサイト構築はもちろん、実店舗との連携を前提としたECプラットフォームを構築します。Shopifyはもちろん、フルスクラッチのカートシステムを構築可能な技術力やデータ統合のケイパビリティをベースに、OMO施策の「受け皿」となる柔軟なECサイトを実現します。

2. フルフィルメント・データ統合 事業の「バックヤード」を支える最も重要なデータ基盤を構築します。

   • データ連携 ECカート、POSレジ、倉庫管理システム（WMS）、基幹システム（ERP）など、既存のシステム間をシームレスに連携・統合します。

   • 在庫の一元管理 EC在庫と全店舗の在庫をリアルタイムで一元化し、在庫の最適化と機会損失の削減を実現します。

3. OMO支援SaaS「オモテナ・コネクト（仮称）」の提供 OMOにおけるデータ統合のハードルを下げ、高度なOMO施策の実行を可能にする独自のSaaSの提供を予定しています。

   • 主な機能：

     • [機能例①：リアルタイム在庫表示]： ECサイト上に、実店舗の在庫状況をリアルタイムで表示します。

     • [機能例②：BOPIS（店舗受け取り）管理]： ECでの注文を、受け取り希望店舗のスタッフが確認・ピッキング・取り置き管理するための一覧画面を提供します。

     • [機能例③：Ship from Store（店舗出荷）管理]： EC注文の配送指示を、最適な在庫を持つ実店舗へ自動で振り分ける機能を提供します。

「オモテナ」が実現するOMO施策と事業者メリット

• 【事業者（クライアント）のメリット】

  • ワンストップ導入 複数のベンダーに依頼する必要がなく、EC構築からデータ統合、SaaS導入までを「オモテナ」が窓口となり、スムーズに推進します。

  • 機会損失の解消 在庫の一元管理により、「ECでは売り切れだが店舗にはある」といった機会損失を徹底的に防ぎます。

  • 運用効率の向上 SaaSの活用により、これまで手動や複雑なシステムで行っていた店舗受け取りや店舗出荷のオペレーションを標準化・効率化できます。

代表取締役 杉本聖也のコメント

日本の店舗ビジネスにおける『現場力』、すなわち、きめ細やかな接客サービスや高品質なおもてなしは、世界でも類を見ない非常に高い競争力の源泉であると確信しております。

しかし、いざEC事業に参入されると、在庫管理や受注処理といったバックヤード業務が非効率な状態に陥り、本来注力すべき商品開発や顧客体験の向上にリソースを割けていない。この『もったいなさ』を、我々は強く課題視してまいりました。

新事業『オモテナ』は、まさにこの課題を解決するものです。 EC構築からフルフィルメント業務のデータ統合までを一気通貫で支援し、バックヤード業務を徹底的に効率化します。

当社の技術で、クライアント企業の皆様が持つ本来の強みをデジタルで最大化し、ビジネスの成長に貢献してまいる所存です。